2020年6月24日水曜日

中小メーカの海外出張ってどう動いてる?

 こんにちは。テリーマンです。
 海外出張って、行ったことない人にとってはどんな響きなんでしょうかね?怖い?楽しそう?段取りどうしてる?色んな印象・疑問があると思います。
 今日は私のような中小企業の海外営業が現地でどう動いているのかをちょっと紹介。これから出ていく人、何かの参考になれば。

①現地での出迎えについて
 一昔前は、それぞれの国に着くと、現地代理店が迎えに来ることが多かったです。これは、うちの会社に英語を話せる人・海外に行き慣れてる人がいなかった事もあると思います。そのため、代理店が気をつかって到着から帰国までサポートしてくれてました。が、私が入社後、海外担当になってからは単独で動けるため迎えには来なくなりました(だからって私が英語べらべらという事は全くなく、日々年齢による記憶力の低下とともにスキルダウンしてます)。
 なので、今はほぼどの国でも到着したらまずはホテルまでどうにかして自力で行くことになります。
 ここでいつも疑問に思う事なんですが、今のところ私が行ってるアジア諸国では、英語可能という事で誰も迎えに来ません。でも、じゃあそれぞれの国の人たちが英語使えるのかというとそんなことも無いわけで。だから、しゃべれる人が周りにいない状態ではまった時はめちゃくちゃ苦労します。
 
 話は戻ります。
 ホテル到着後は、国によって変わります。


 電車移動→中国(上海・北京)・台湾・シンガポール
 バス移動→香港
 タクシーやgrab移動→中国(深圳)・インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム・フィリピン(セブ)
 ホテルタクシー→フィリピン(マニラ)
 レンタカー→アメリカ
 代理店が確実に出迎え→メキシコ

それぞれの国で違いますが、到着後の動き方とか代理店の考え方とかで変わってくるのでこんな感じになってます。治安で交通機関を選んでいるかというとそうでもない。スーツケースもでかいし、単純に色々なパターン試して、最終的にその国ごと(というか空港ごと)に動きやすい交通機関を選んでいるだけです。メキシコ以外は基本的にこちらで段取りしてます(まあメキシコはもう何年も行ってないですが、もし今行くとなってもこの点は変化ないと思います)。

②お金
 という事は、到着早々、必然的にお金がいるという事になります。
 私の場合は前回行った時のお金を初日の交通費分は最低限残しているので、日本の空港でもしもの時の為に最小単位だけ追加で両替しておいて、あとは現地の両替をします。そして基本的に空港のレートで最後に清算します。これは、お金がかなり余って円に戻すとき、相当損することになり、そこは自己責任の為(大手企業だとそこも含めてみてくれるとこあります?海外に慣れてない中小企業だと、まず間違いなく円に戻した差損は自分でかぶるので、それも踏まえて空港レートで清算しておおざっぱですがちゃらにする感じです。とはいえ、円に戻す額が大きくなればチャラにはならない…)。前も書きましたが、まともに空港で一気に例えば30,000円両替して、現金を使わずに(現地ホテル含めて結構カードを使う)最後日本で円に戻したら10,000円位減ります。この差損を自分が見るとなれば、その差を縮めるためには空港での両替金額を減らし、現地両替を増やして差損を小さくするというわけです。為替リスクを会社が見てくれるところはなんも考えなくていいんでしょうけどね。
 ただ、これにしても初日に現地両替できない時間についてしまうと(遅延も結構あるので)、移動にお金をかけざるを得ず現金が足りない場合も出てきます。食事にしてもカードが使えるところに行かなければならないことも。そうすると結局高くつくのである意味やはりリスクがあるわけですが。
あと、注意が必要な点。
今の話で考えると、「じゃあ次の為に円に戻さなけりゃいいのでは」という考えに行きつきます。私の場合色んな国に行くので、また次行くだろうと現金を残しておくんですが、状況が変わって行かなくなった場合、日本では両替しにくい通貨もあります。また、何年も空いて行った場合、新札に変わってることがあります。その場合、ずっと持ってた旧札を店で受け取ってくれない(銀行で換えればいいらしいですが、出張だとなかなかいけない)という経験も現実にしております。結局そういったものも差損になってきますので、現金を残す=リスクという認識は持っておく必要はありますよ。勿論、為替も変動しますので、昔あったアジア通貨危機なんか起ころうもんならいくら損するかわかったもんじゃありません。
 なので、現金を現地通貨のまま持つのは楽な反面、リスクは絶対にある!と認識しとく米です。

③営業活動
 さすがに到着翌日のユーザ訪問では代理店さんが迎えに来てくれることが多いです。一緒に動くときは夜の食事まで一緒になることも多く、遅くまで飲むことになることもあります。ただ、傾向として日系企業は適度で終わることが近年は多いかな。現地ローカル代理店だとおそーくまで飲まされることもあります。

 どうですか?国によっても傾向は変わりますが、一つ言えるのは現地の特に日系代理店さんは昔ほどの余裕はなく、到着から帰国までケアってのはほとんどなくなってますね(してるとこもあるかもしれませんが)。
 私なんかはある程度自分で動きたい方なのでいいんですが、そうでない人にはちょっとハードルが高くなった気もします。もちろん代理店さんや出張者のタイプによって対応も違うと思うので、行くとなったときは事前に聞いてくださいね。





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