ラベル 海外出張について の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 海外出張について の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2020年7月19日日曜日

コロナ影響下での海外営業事情について②

こんにちは。
前回はうちの会社の海外営業の現状について説明しました。
今日はそれに伴ってやってることや、情報についてです。

まず、今は海外に行けないというのがポイントです。これは本当に痛い。標準化されているメーカだと現地の代理店が動いてくれると思います。が、私の会社の製品って、結局周辺も含めてある程度把握してないと打合せ出来ないので、こちらが出向けないのはダメージが大きい。WEB会議もわかった上でとか決まったことの詳細を詰めていくのはいいけど、受注前のやり取りは意外とはかどらない。ただ、訪問できない以上ここは今のところどうにもなりません。

ただ、種まきについては訪問できずとも出来ることはあると思って動き始めてます。

私の場合はいつもJETROに最初に相談してます。国を絞っての企業情報を取るのに最適。あとは現地JETROの駐在を利用してのマッチングできそうな企業調査についても依頼して参考にします(2都市依頼出来たので、今回はフィリピンとベトナムに依頼をかけました)。

次に日本の既存ユーザのホームページで海外現地法人情報をチェックしてリスト化していく作業です。こちらは大変だけど、海外でも同様のものを作っていたり、既に購入しているうちの製品を海外に送っている場合もあり、その後のフォローを含めて入りやすいです。

どちらのパターンも、リストができたら代理店に詳細調査を依頼してPRしてもらう流れです。

本当は他にも狙う国によってはアリババやイプロスなどの海外向けサイトを使う手もありますが、やはりコストは結構かかりますので、中小企業にはなかなか手が届かず、上記2点のお金のかからないやり方で少しずつ情報量を増やすしかないかと思いつづけています。

あとは助成金等も出ることがありますので、海外を狙っている人は是非そういったものもチェックしてみてください。
どれくらいお金をかけられるかによって方法は色々あると思います。

早く元に戻るといいですね。

2020年7月12日日曜日

コロナ影響下での海外営業事情について①

 皆さんこんにちは。テリーマンです。
 中小機械メーカの私の会社において、今私が担当しているのは国内は主にマネージメントと各営業担当のサポート。海外は営業マンとしての新規開拓と通常業務です。
 機械や設備の仕事をしている人なら分かるでしょうが、この業界、御多分に漏れずコロナの影響を受けています。

 私のお客様で見ると、扱うものによって前年比10%~80%のダウン。特にダウン率が高い所は海外メインで尚且つ工作機械や自動化設備を扱うところです。私の会社は国内比率75%前後(日本のお客様に納入して、機械組み込み後に海外へ輸出されるものを海外に含めると結局国内比率は55~65%くらいまで落ちますが)なのでそういう意味ではまだましですが、海外は今の所65%ダウンです。ほんと泣けてくる。
 そんな中、ただ寝ながら我慢するわけにいかないのが営業。が、海外にはそもそも渡航できない。そういった状況で各国どうやってるのか、私は何をしているのかを説明します。何かの役に立てればというのと、面白い事やってる人いないかな?という問いかけも込めて…。

主要取引国の状況
①中国

 正直言って最初に見積りが止まったのは勿論ここ。春節があるので1月後半で見積りが止まるのは例年の事ですが、今年はそれを境に3月後半までゼロという初めての経験。が、このあと中国では一段落した空気感となり4月頭位から急にまず受注が入ってきました。それと同時に見積りも。ただ、そのまま盛り上がるのかと思いきや、見積もり量も受注量も煮え切らない状態。

②韓国

 元々販売量が多かったのですが、韓国の設備に組み込まれてさらに輸出されるパターンが多かったので激減。多少受注は戻ってきているもののやはり低水位。

③フィリピン
 ここ数年の新規開拓ターゲットにして海外売上としてはゼロから4年で3位まで上げたのに…ロックダウンのあおりをもろに受け、まさかの2月以降受注ゼロ。今もゼロ継続どころか見積もりもゼロ。

④タイ
 いったんゼロ近くになった後半分くらい回復。が、最近導入予定のものの見送りが相次いでいてへこみ中。見積依頼は多少あり。

⑤アメリカ
 意外なことにというか、国の政策だからか…減ってません。新規設備は少ないかもしれないけど、なぜか受注が減らないアメリカに首をかしげます。うちは助かるんだけど。

 他にもメキシコ・インドネシア・シンガポール・マレーシア・台湾・ベトナムと取引が少ないながら継続している国・地域がありますが、どこも似たような感じであまりよくないです(ベトナムはうごきだしそうですが)。
 こんな中、やはり何とかしなければいけない。という事で、色々知恵を絞ってます。

 次回は私がやってることについてご紹介します。


2020年7月7日火曜日

ベトナムの出張は北か南かを・・・

 こんにちは。テリーマンです。
 なかなか海外出張もできず、どうやって行ってたのかだんだん忘れつつあります。てなわけで、ある意味このブログが備忘録だったりもしてます。また出張できる様になったとしても、果たして同じ便があるのか?これは出張族だけじゃなく、旅人みんなが気になってることじゃないかな。
 特に地方から海外に出る人には切実だったりするわけで…。
 ということで、今日はベトナムについて。

 福岡空港からはベトナム航空でハノイとホーチミンに行けます。ただ、仕事のスケジュールで考えると、運行日数の少ないハノイ便はちょっと組みにくいんですよね。さらに縦長の国だから、両方っていうのも意外と組みにくい。たまに2国とか3国またがっての出張があるんですが、ハノイとホーチミンだと2国動くのに近い労力が何となくいるんですよね。なので、なぜか1回の出張で両方はまだ行ってないんです。

 そんなベトナム。今や日系企業の進出数が2000社に到達するのも時間の問題という進出ブームの国の一つ。私もいろんな国に行ってますが、特に工業に関しては、中国一辺倒からここ数年でカントリーリスク分散型の企業群が目立ち始め、その行先で本当にあちこちで聞くようになったのがこのベトナムです(次にフィリピン。インドネシア、タイも聞くけど以前よりは減った印象)。ベトナム語を話し、通貨のドンは桁が多い。そして社会主義国。で、ホンダのカブが株なみに重要。これが行く前の私のイメージ。15年前に製品入れていた時のイメージが強かった。その時から、「次に来る国」と言われ続け、最近ようやく本当にキター!といっていい状況になってきたと思います。

 ホンダ、トヨタの自動車関係を筆頭に、日本電産、パナソニック、LIXIL、SMCなど、日本の名だたる企業が進出しているためその関連企業の工場も多数進出してます。
 また、設備関係をやっているところのあるあるですが、こういう状況になると現地のローカル企業が設備を作り始めます。その中から、日系企業出身のベトナム人がクオリティの高い設備製作を作りはじめ、一気に大きくなり、そこからドロップアウトした設計等のスタッフがまた企業を立ち上げたり、覇権争いで分裂して消えたり縮小したりを繰り返しながら淘汰されるということが起こります。
 実際、私がお付き合いしているローカルの設備メーカもハノイとホーチミンそれぞれ1社ずつありますが、ハノイはすでに分裂の段階に。ホーチミンはこれからか?といった印象です。
 ここしばらくはうちの関連業種での設備需要で言ったらホーチミンが重要です。という矢先にこの状況。早くまた動けるように、切に願うばかりです。



 皆さんもベトナムにはぜひ注目してみてください。言葉の問題はあれど、治安的な部分や食事に関しては比較的日本人にとって問題が少ない国だと思います。



2020年7月3日金曜日

中小企業の営業って、海外の開拓はどうやってるの?

こんにちは。
さて、今日は海外のユーザ開拓の方法について。
今って本当に便利で、色んな方法で開拓…の前段階のリサーチができます。
私の場合どうやってるか。
詳細に書くと長いので、ここではよくやるものを概略で。何かの参考になればいいですが。

 ちなみにですが、私がメーカの営業として売っているのは自動化の機械関係です。なので、個人向けではなく法人向けの機械設備関係という事になります。

①JETROで情報収集
 私は情報の網を広げるため、出来るだけ色んな所に話を聞きに行くようにしてるのですが、そんな中でもJETRO(日本貿易振興機構)に相談に行く比率が高めです。
それも電話ではなく、出向くようにしてます。なんだかんだ言って、顔を突き合わせて話して自分自身を売っていた方が、後々電話やメールで助成金の関係で情報くれたり、得なことが多い気がします。
 で、普段JETROで何の情報を聞くかですが、ここには国ごとの日本企業の進出状況のリストがあるんです(無料ではないけど)。ですので、定期的に取りに行ったり、新規で開拓する候補の国のリストを取りに行ったりしています。以前は本があって、それをコピーしてました。最近はデータに変わってます。

②データを基にひたすら調べる
 これもJETROに絡むんですが、このデータを基に、自分の会社の製品分野かどうかを調べます。
 まずは、日本企業の資本が記入されたりしているので、それを基に日本企業側のホームページを見て、使う可能性があるか探ります。ここで確実に関連しない企業は除外します。また、これによって日本の親元がわかるので、既に購入実績のあるユーザかどうかも調べることができます。
 ここで、ポテンシャルカスタマーがどれくらいあるのかをざっくりチェックします。

③現地に自社の代理店があれば活用
 調べた国に代理店がある場合(うちの場合は、開拓先にあげる国には大概代理店があります)は、このリストを代理店に見せて、口座の有無を確認します。殆んどの場合一国一代理店(Sole Agent)契約はしてないので、ここで口座のないとなった企業リスト分は、他の代理店に同じように見せて口座のあるところを探したりします。実際のところ、現地代理店でも拡大したいところは口座無しでも積極的に動きますが、こちらが頻繁に出向けない以上、情報に精通している、人間関係ができているところの方が実際のところうまくいく確率が高いです。

④この段階で、代理店に動いてもらい、実際にユーザに自社商品を売り込みしてもらいます。ただ、私の会社の商品は一品一様で定量的に購入してもらう製品でもないため、ここで受注になることはほとんどありません。ターゲットはあるけど何を選定して、購入後にどうすればいいのか、打合せが必要なことが多いです。代理店はそこまではできないため、この段階で引き合いが出てきたら出張の段取りをはじめます。

 流れさえできればあとは引き合い中心での訪問予定を組んで、隙間に新規ユーザをこちらから依頼したり代理店がアレンジしたりで定期訪問につなげていきます。
このやり方は5年前から始め(それまでは戦略無く、来たところに行くとか、ターゲット国決めても短期で結果が出ないと会社でストップがかかる等を繰り返していたので)、フィリピンが最初に成功した国となりました。ここはそれ以前はほぼ売り上げゼロでしたが、
一昨年・去年と海外の売り上げとしては3番目の国にまでなりました(地域性もあるでしょうが1位は韓国・2位は中国の不動。3位がタイかアメリカでしたがそこに割って入りました)。
 ただ、悲しいことに今年のフィリピンはロックダウンの影響で振り出しに戻るレベルに落ちました。次のターゲットにあげたベトナムも開始1年で頓挫してます。また作戦考えないと。

 そんな中、JETROでも色々新しいサービスを考えているようです。まだプレスリリースされていないもの含め、表に出てきたら活用したいものが恐らく出てくると思います。
 また、このご時世、旅行代理店業界の打撃はすさまじいものがあります。そんな中、H.I.S.も現地法人を利用してのあたらしい代理サービスを開始しています。

そういったところも活用すれば、フィットする会社もありそうです。どの企業も新しいサービスを考え、編み出しています。私もまた間口を広げてあたらしい情報・新しいやり方も考えている今日この頃ですね。



2020年6月27日土曜日

中国での仕事が増えると変わるもの・こと

 こんにちは。
 今日は海外出張でも中国について、それも、中国に行くようになって他の国との色々な違う処理について説明します。
 まあ、旅人の人ならそんなのあたりまえって事もあるのかもしれませんが、これから出張行く人は、行ってから「あちゃー」ってならないようお伝えしようかと思います。

①WI-FIについて
 出張の時のWI-FIは、
 1.自身のスマホのキャリアのプランで使えるようにする。
 2.レンタルWI-FIを借りる。
 3.現地でSIM購入。
 4.何もせず、現地でWI-FIが使えるところだけ利用するよう割り切る。
などの方法から選択します。
 
 旅に慣れている人なら3が多いんでしょうね。出張族の方々でもそれぞれのパターンを皆さん選択されてます。難易度で言ったら、3は高め。1,4は簡単。2がその間?値段は逆のイメージ。

②WI-FIの選択
 出張に行き始めたときは4でした。基本的に現地代理店と動くので、毎日スタートと終了は代理店事務所に行くことが多いで。なのでそこでは代理店のWI-FIを使う。夜はホテルがつながる。昼間は、基本的には仕事なのでWI-FIも仕事上の事なら代理店の人に調べてもらう。どうしてもの時はデザリングで使わせてもらう。そういうやり方ができます。
なので、基本仕事以外使わなくて、現地のお客さんと終始動くなら4でもいいかもです。

 少し慣れてくると他の選択肢の方が良くなってきます。1はだいぶ色々プランが出始めましたがまだまだ高い。3は機種にもよりますし少しハードルが高い。で、2のレンタルWI-FIに行きつきます。
 レンタルWI-FIのいいところは、ネットで予約。当日空港の窓口で受け取り。返却も空港窓口。無理なら郵送という感じで国内完結できる点。そして、1回線でスマホにつなぎつつ、PCにも接続できることです。仕事しながらだと結局これが手軽で使いやすいしそこそこ安い。なので出張者にはお勧めです。

 そして重要な点、レンタルWI-FIはVPN接続タイプを借りられることです。中国は通常の接続をすると使えないサイトが沢山あります。特に出張者にとっては自分で動く場合はgoogleやLINEが使えないのは結構きついんです。SNS系はほとんどダメ。ですが、このVPN接続だけは日本同様使えます。これは出張で一人で動くときは非常に大事ですので、VPN接続は必ず確認しておいた方が良いと思います。
※レンタルWI-FIは業者によって、行く国によって、プランによって、そして一番大事なこと、どのサイト経由で契約するかで全然価格が違います。私は2社使ってますが、どちらも毎回直接そのサイトでは契約せず、必ず価格.COM経由で特別価格で契約します。

③アプリについて
 お客さんとやり取りしてると、結局中国のアプリを入れるようになる人もいると思います。特にWeChatはお客さんとの連絡上あった方が良いアプリなので、私はお客さんに言われてすぐ入れました。日本でも使えるので中国との連絡には便利です。電話も無料になりますしね。あとはgoogleMAPの中国版、百度地図。中国だとgoogleMAPは位置が不正確なところが多々ありますので、そんなときように百度地図も併用してます。

本当、こういった接続に関しては本当に不思議に思います。
特に香港と深センを渡るとき。なんで香港はgoogle使えて、渡った瞬間使えなく出来るのか。不思議だ。たぶん説明されてもわからない…。

何かの参考になればいいですね。ではまた。


2020年6月24日水曜日

中小メーカの海外出張ってどう動いてる?

 こんにちは。テリーマンです。
 海外出張って、行ったことない人にとってはどんな響きなんでしょうかね?怖い?楽しそう?段取りどうしてる?色んな印象・疑問があると思います。
 今日は私のような中小企業の海外営業が現地でどう動いているのかをちょっと紹介。これから出ていく人、何かの参考になれば。

①現地での出迎えについて
 一昔前は、それぞれの国に着くと、現地代理店が迎えに来ることが多かったです。これは、うちの会社に英語を話せる人・海外に行き慣れてる人がいなかった事もあると思います。そのため、代理店が気をつかって到着から帰国までサポートしてくれてました。が、私が入社後、海外担当になってからは単独で動けるため迎えには来なくなりました(だからって私が英語べらべらという事は全くなく、日々年齢による記憶力の低下とともにスキルダウンしてます)。
 なので、今はほぼどの国でも到着したらまずはホテルまでどうにかして自力で行くことになります。
 ここでいつも疑問に思う事なんですが、今のところ私が行ってるアジア諸国では、英語可能という事で誰も迎えに来ません。でも、じゃあそれぞれの国の人たちが英語使えるのかというとそんなことも無いわけで。だから、しゃべれる人が周りにいない状態ではまった時はめちゃくちゃ苦労します。
 
 話は戻ります。
 ホテル到着後は、国によって変わります。


 電車移動→中国(上海・北京)・台湾・シンガポール
 バス移動→香港
 タクシーやgrab移動→中国(深圳)・インドネシア・マレーシア・タイ・ベトナム・フィリピン(セブ)
 ホテルタクシー→フィリピン(マニラ)
 レンタカー→アメリカ
 代理店が確実に出迎え→メキシコ

それぞれの国で違いますが、到着後の動き方とか代理店の考え方とかで変わってくるのでこんな感じになってます。治安で交通機関を選んでいるかというとそうでもない。スーツケースもでかいし、単純に色々なパターン試して、最終的にその国ごと(というか空港ごと)に動きやすい交通機関を選んでいるだけです。メキシコ以外は基本的にこちらで段取りしてます(まあメキシコはもう何年も行ってないですが、もし今行くとなってもこの点は変化ないと思います)。

②お金
 という事は、到着早々、必然的にお金がいるという事になります。
 私の場合は前回行った時のお金を初日の交通費分は最低限残しているので、日本の空港でもしもの時の為に最小単位だけ追加で両替しておいて、あとは現地の両替をします。そして基本的に空港のレートで最後に清算します。これは、お金がかなり余って円に戻すとき、相当損することになり、そこは自己責任の為(大手企業だとそこも含めてみてくれるとこあります?海外に慣れてない中小企業だと、まず間違いなく円に戻した差損は自分でかぶるので、それも踏まえて空港レートで清算しておおざっぱですがちゃらにする感じです。とはいえ、円に戻す額が大きくなればチャラにはならない…)。前も書きましたが、まともに空港で一気に例えば30,000円両替して、現金を使わずに(現地ホテル含めて結構カードを使う)最後日本で円に戻したら10,000円位減ります。この差損を自分が見るとなれば、その差を縮めるためには空港での両替金額を減らし、現地両替を増やして差損を小さくするというわけです。為替リスクを会社が見てくれるところはなんも考えなくていいんでしょうけどね。
 ただ、これにしても初日に現地両替できない時間についてしまうと(遅延も結構あるので)、移動にお金をかけざるを得ず現金が足りない場合も出てきます。食事にしてもカードが使えるところに行かなければならないことも。そうすると結局高くつくのである意味やはりリスクがあるわけですが。
あと、注意が必要な点。
今の話で考えると、「じゃあ次の為に円に戻さなけりゃいいのでは」という考えに行きつきます。私の場合色んな国に行くので、また次行くだろうと現金を残しておくんですが、状況が変わって行かなくなった場合、日本では両替しにくい通貨もあります。また、何年も空いて行った場合、新札に変わってることがあります。その場合、ずっと持ってた旧札を店で受け取ってくれない(銀行で換えればいいらしいですが、出張だとなかなかいけない)という経験も現実にしております。結局そういったものも差損になってきますので、現金を残す=リスクという認識は持っておく必要はありますよ。勿論、為替も変動しますので、昔あったアジア通貨危機なんか起ころうもんならいくら損するかわかったもんじゃありません。
 なので、現金を現地通貨のまま持つのは楽な反面、リスクは絶対にある!と認識しとく米です。

③営業活動
 さすがに到着翌日のユーザ訪問では代理店さんが迎えに来てくれることが多いです。一緒に動くときは夜の食事まで一緒になることも多く、遅くまで飲むことになることもあります。ただ、傾向として日系企業は適度で終わることが近年は多いかな。現地ローカル代理店だとおそーくまで飲まされることもあります。

 どうですか?国によっても傾向は変わりますが、一つ言えるのは現地の特に日系代理店さんは昔ほどの余裕はなく、到着から帰国までケアってのはほとんどなくなってますね(してるとこもあるかもしれませんが)。
 私なんかはある程度自分で動きたい方なのでいいんですが、そうでない人にはちょっとハードルが高くなった気もします。もちろん代理店さんや出張者のタイプによって対応も違うと思うので、行くとなったときは事前に聞いてくださいね。





2020年6月22日月曜日

出張でセブ島へ行く

 こんにちは。
 前回は私がフィリピンへ出張に行くときの段取りについてお話ししました。
その際は、マニラについてだけ話をしましたが、今回はセブについて。
 皆さんはセブのイメージをどう見てますか。当然ながら観光・バカンス。最近は格安の英語語学留学も注目されてきています。が、意外と知られていないのが工業。なので、私は残念ながら旅行で行ったことはなく、すべて仕事です。そんなセブについてご紹介。

1.セブの工業について
 仕事でセブへ。とはいえ、実際はマクタン島になります。行ったことのある人はご存じと思いますが、セブ島に飛行機で降り立つのは実際はマクタン島。そこから車でセブ島にわたります。で、工場なのですが、このマクタン島の方に大きなPEZAの特別経済特区があります。
ここにはPEZA承認を受けた企業がたくさんあり、日系企業も多く入っています。
※PEZA=フィリピン政府が外資を獲得する目的で税制優遇を行い、外国企業を誘致しています。日系企業はPEZA取得して現地法人を立ち上げているところが多くあります。私の会社で関連するのは輸出・設備関連企業。

2.セブへの渡航方法
 基本的にはまず福岡空港からマニラのニノイアキノ国際空港に飛びます(羽田とかと違って選択肢が少ない…)。
 マニラで国内線に乗り換えてセブに移動です。私は大体先にマニラで仕事を済まし、後半の1日をセブにします。
 例えば、日曜マニラ入り。月曜~水曜マニラから南下してアラバンからバタンガスの間を主にうろうろします。水曜の夕方マニラからセブに飛んで木曜はマクタンの工業団地。また夕方、今度はマニラにもどってマラテかマカティに泊まり、金曜朝の便で日本に戻るのパターンが定番です。

3.セブでの宿泊
 セブでの宿泊は、マクタン島・セブ島のセブ及びマンダウエのどこかになりますが、私はセブかマンダウエが多いです。ただ、セブの中心部は翌日の渋滞が嫌なので、実質的にはセブでも少しマンダウエ寄りに泊まることが多いかな。

観光地だけあって料金はピンキリ。私はターゲットを6,000円~8,000円としてます。朝食付きで問題なく取れます。
 色々泊まって思ったこと。セブなら出張者はアヤラモール周辺のホテルが食事には困らないのでお勧め。

あとはマンダウエでは日本料理屋もちょくちょくあるのでいいと思います。

4.夜について
 基本的に言うほどの危険は感じませんが、中心部のオスメニアサークルとそこから東側のエリア(他は歩いてないのでわからない)では、夜遅いとキャッチの兄ちゃんが非常に多く、さらに異常にしつこい人がいるので、慣れない一人では正直歩き回るのは薦めません。
 遊びたいって人は自己責任で。私は無理。初めてオスメニアサークル近くに泊まった時、たまたまフィリピン航空が遅延して夕方着くはずが夜中になったことあり、食事探してたらしつこいキャッチが。そのせいで食事する場所をじっくり探せず、ファストフード中華のChowkingで食べた思い出があります。それでも食べ終わるまで待ってたキャッチ。私が行くと思い込んでたんでしょうな。お気を付けを!

5.移動について
 仕事だからというのもありますが、基本的にはタクシーを使います。空港から出てるタクシーは黄色のタクシー。
ホテルからだと白いタクシーかgrabタクシー。基本的にメータータクシーのイメージは、メーターをちゃんと使ってても最短距離は行かない。堂々と道を間違えて、つっこむと「間違えちゃった」と笑顔でごまかす等よくあります。あまりけんかみたいになると銃持ってるかもしれないので、最近私はgoogle MAP見ながら、これはルートおかしいと思ったら早めに言って修正させます。まあ、なれたらgrabを自分で呼ぶのがいいかなと思います。

 以上、セブへの出張についての説明でした。
ていうか、せっかく何度も行ってるのに観光の場所に全く行ったことないのは残念過ぎる。まあそこは仕事だから仕方ないですが。

 みなさんは時間に余裕があったらビーチでも行ってみてください。どこがいいか?そんなもん、私が知るわけもないので、ほかで情報探してください。たぶん、いくらでも出てくるかと。

2020年6月20日土曜日

出張でフィリピンへ行く

 こんにちわ。
 ここでは、私テリーマンの出張について何かの役に立てばと思い書いていこうと思います。
 普段から国内・海外への出張が多いうちの会社では、チケットの手配段取り・タイムスケジュール等、前準備もすべて自分たちで行います。
 今回は、フィリピンにこれから仕事に行く。新規開拓に行く人のための前準備について実際の動きを基に書いていきたいと思います。

1.出国前準備 ~チケット準備~
 チケットは会社で特に決められてないので、私はフィリピンの場合はH.I.S.にお願いしてフィリピン航空を手配して使うことが多いです。私は福岡空港からなので、そもそも直行はフィリピン航空かセブパシフィック航空しか選択肢がありません。セブパシフィック航空だとマニラ到着が遅いので、結果的にフィリピン航空となっています。
 ただ、数か国組み合わせる出張もあります。その場合はルートによってはネットでチケットを取ることもあるので、今回はあくまでフィリピンのみの場合での説明となります。

2.出国前準備 ~ホテル準備~
 同時に勿論ですが、ホテルも手配します。会社によって予算にばらつきがあると思うので一概にここがいいという所は言い切れませんが、私は大体海外では¥5,000~\10,000の間で探します(\10,000まで行くのは実際のところ香港とシンガポール位ですかね。それらも最近はうまくコストダウンでやってますが)。仕事の場合はセキュリティーの問題もあると思うので、あんまり安いとこは薦めません。また、現地代理店さんやユーザさんが迎えに来て動くこともあると思うので、AirBnB等も正直使いにくい。必然的に、GOOGLE MAPとかで検索できるホテルが中心になると思います。
 これはネット予約しますが、ホテルのサイトに直接だと高いので、割引宿泊サイトを使います。私はAGODAが一番。その次が国内で一番使っている楽天トラベルです。人によりますが他にもエクスペディア・トリバゴ・トラベルコとか色々好みがありますね。
 マニラでの宿泊ですと、慣れてなくて治安的なものが心配であればマニラ首都圏のマカティやマラテは避けた方が良いです。慣れたら良いかな…自己責任ではありますが。私はマラテは泊まることがあります。マニラで言う所の繁華街です。治安は…まあ以前よりは改善してるといっていいと思います。が、感覚の問題もあるので。遊びまわってないので危険な目には遭ってませんが、3年前位までは雰囲気的には変な人も多かった気がします。それでもマラテから北に歩いていくとだんだん危なくなってくる気がしますのでご注意を。

 そんな不安は嫌だっていう人。そういう人には空港からマニラとは逆方向になりますが、アラバンをお勧めします。街中であり、その上危険度がぐーーーっと下がり、日本食含め各国料理あり、モールありで非常に便利で安心できる街です。ホテルの数は多くないですが、大体空いてます。


3.出国前準備 ~レンタルWi-Fi~
 海外で何が重要かというとWi-Fiの環境です。今はいい時代でスマホの検索機能とGOOGLE MAPがあればなんとかなります。が、逆に言うとそれに頼りなれているので使えないと異常に不安に陥ります。現地でSIMを買う方法がありますが、持っているスマホや、会社によって色々事情があると思います。であれば、事前にこれを予約するのが一番安心です(慣れてきたら正直言って現地でSIM買う方法が良いと思います)。グローバルWi-FiやWi-Ho!、イモトのWIFIとか色々あります。国やプランで価格に違いがありますので、行先みて価格.comの海外レンタルWi-Fiをつ使っての契約を薦めます。直接サイトで契約すると多分高くなります。

4.出国前準備 ~空港からの移動~
 マニラのタクシーは正直今だにあまり良い話を聞きません。慣れてないならなおさらで、出来ればホテル予約時にホテルのリムジンサービスを使うのを薦めます(それでも経験上トラブル0ではありませんが)。到着して空港を出るとレンタカーサービスの中にホテルリムジン用のデスクもあるのでとりあえず探しましょう(でて右行け!左行け!と教えたいけど到着場所によって変わるので何とも言えない)。それ以外だと、タクシーかgrabが選択肢としてあります。grabは今やタクシーにとって代わる、より安全な移動方法として確立されつつあります。
 価格的にはタクシー<grab<ホテルリムジン。普通なら。時にこうなります→grab<ホテルリムジン<タクシー。当たってしまうと笑えない。
 ただ、タクシーは私自身乗らないでもないんです。よくタクシー強盗が「多い」とかも言われるんですが、なにをもって「多い」のかは判断が分かれるところ。5回乗って1回強盗に遭うとか、そんなエライ状況ではないのでそこは間違えないように。ま、メーター上げないとか、メーターより高い金額言われるか、おつりくれないか。このどれか程度が当てはまる確率は、今まで乗った限り2~3割くらいかな?いや、おつり考えると5割位かも。私の記憶があいまいな部分があるので…。大きな札しかないときは避けた方が無難。

5.出国時 ~両替~
 日本での両替は全く勧めません。が、現地で不安が大きいというのであれば、最小金額の両替を薦めます。2万も3万も両替はしない方がいいと思います。しょっちゅう行くなら別として、次いつ行くかわからないとなれば、日本に帰国後に円に戻すこともあると思います。その時、ただでさえレートが悪くて激減します。なので、すべて日本で両替し、日本に帰ってきて円に戻すと泣けてきます。例えば空港で30,000円をペソに変えて、1円も使わず帰国後に元の円に戻すと下手したら20,000円位になります(レートによりますが)。会社が補填してくれるならいいですが、そうでなければ円に戻したときに損しないよう分散して両替しましょう。

今回はフィリピン(マニラ)への出張事前準備について書きましたが、ほかの国でも似たような動きになると思います。
海外出張に今後初めていくという人。慣れれば楽しいです。是非前向きに調べてがんばって!